ルールさえもデュエリストが創造する!

という訳で、Unシリーズ解禁EDHにおける特殊裁定の話です。
多分使われるであろう《Mirror Mirror》について。




1.《Mirror Mirror》ってどんなカードなのよ。

Mirror Mirror (7)
アーティファクト
Mirror Mirrorはタップ状態で戦場に出る。
(7),(T),Mirror Mirrorを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。ターン終了時に、そのプレイヤーのライフの総量とあなたのライフの総量を交換する。ゲーム終了時まで、あなたがコントロールするすべてのカード、あなたの手札、ライブラリー、墓地にあるすべてのカードをそのプレイヤーと交換する。






2.問題点

では、何が問題になるのか。
CR800.4aが問題となるわけです。


800.4a
プレイヤーがゲームから除外されたら、そのプレイヤーがオーナーであるオブジェクト(rule 109 参照)は全てゲームから除外され、そのプレイヤーにコントロールを与えている効果は終わる。その後、スタックにあるそのプレイヤーがコントロールするカードによって表されていないオブジェクトがある場合、それらは消滅する。その後、なおそのプレイヤーがコントロールしているオブジェクトがあったら、それらは追放される(このルールによって追放されたオブジェクトで、オーナーがそのプレイヤーでないものは、追放 領域に置かれる)。これは状況起因処理ではなく、プレイヤーがゲームから除外されたらすぐに発生する。優先権を持つプレイヤーがゲームから除外される場合、ゲームに残っている、ターン順で次のプレイヤーに優先権が移動する。




複数人戦において《Mirror Mirror》の効果を受けたプレイヤーの片方がゲームから退出した場合、残っていたプレイヤーのトークン以外のものが消えさり(ライブラリーも消える)、大抵の場合は次のドローステップにドローが出来ず敗北することになるでしょう。





3.特殊裁定

流石にそれはUnシリーズの空気が読めてないでしょってことで、《Mirror Mirror》の影響の範囲内においては例外的にCR800.4aを適用し無い事にしたいと思います。
つまり、残ったプレイヤーは退出したプレイヤーのデッキを引き続き使用し、ゲームを続けることが出来ると。

退出したプレイヤーが帰宅しなければならない等の理由により、物理的にゲームを続けることが不可能になった場合は再度CR800.4aの適用を受けるということで。



こんなところで。

コメント

nophoto
ノリン・ザ・メルヴィン
2014年3月14日3:41

質問です
マジックの黄金律に「カードはルールに勝つ」とありますが
上記の特殊裁定と《R&D’s Secret Lair》が限界バトルしたらどちらが勝ちますか?《R&D’s Secret Lair》は空気を読めますか?

また《R&D’s Secret Lair》が戦場にあるとき《Mirror Mirror》のカード名は《Mirror Mirror Mirror Mirror(←反転文字)》になりますか?
そしてその場合《陰謀団式療法/Cabal Therapy》などでカード名を宣言する際の反転文字の発音はどう言えばいいのでしょうか?

アディン
2014年3月14日11:03

>ノリン・ザ・メルヴィンさん

・黄金率について
「カードはルールに勝つ」というルールよりも、「ルールそのもの」のジャッジ裁定のほうが偉いので特殊裁定が勝ちます。


・《Mirror Mirror》
このカードについてエラッタが出されたという話は聞いたことがない事と、その状態で《Mirror Mirror》と登録されていることから、《R&D’s Secret Lair》がでていても《Mirror Mirror》の宣言です。

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